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神社関係者の皆様に御通知  

 

私ども株式会社大吼出版は、発行誌『大吼』令和三年新春号に

左記の抗議と質問・意見を各方面に送信した

「政治結社大行社」の記事を記載致しました。  

 

その後、大行社に回答はなく現在を迎えておりますが、

その間にも天皇陛下のビデオメッセージを元旦祭祀と同時刻に放送するなど

目に余るとして、本年一月十九日、「意見書」を宮内庁に送信しております。

宮内庁は、コロナ対策との理由から接見を拒みましたが、

同日付同内容を二月九日、内閣府官房総務課担当官に手交致しましたので、

ご参考に併せてご通知申し上げる次第です。                     (大吼出版編集部)

 

◇     ◇     ◇

 

◇元首相合同葬に対して各方面に◇ 

 

政治結社大行社より  

 

十月十七日に伊勢の神宮では、天皇陛下御みずから田植えをされ、

秋に収穫された新穀を天照大御神に奉る神嘗祭が執り行われる日であるが、

新嘗祭に並ぶ重要な祭儀の日に、かつて総理大臣を務めた者の合同葬が、

内閣府、自民党、元総理家との間に決められ執行された。  

 

前日の十六日、大行社運動本部は、内閣府を通じて総理大臣以下全閣僚、

宮内庁長官、並びに自由民主党本部をはじめ全国都道府県連に

左記抗議文を通知したほか、十一月七日には、神社本庁をはじめ

二十八カ所の神社庁、神道政治連盟、および同議員懇談会に属する六十名に充てて意見と質問と題して通知したので次に記す。

 

抗    議    文

 

内閣府、自由民主党、中曾根家の合意により、

明日行われる故中曾根康弘元総理の合同葬をめぐり、

文部科学省が国立大学や都道府県の教育委員会などに弔意表明などを

要望する趣旨の通知を出したことについて物議を醸していますが、

これにより現体制が「戦後レジーム」を保守するものと判断します。

前記「弔意要望」は的外れで、本質は伊勢において執り行われる

「神嘗祭」という祭祀と合同葬が重なったことにあります。

 

合同葬が催される当日、天皇陛下は勅使を御差遣なされて

幣帛を御奉納されることから、貴殿等の配慮の欠如は

「占領体制」を引き継ぐものでしかないと指摘します。

 

神宮ホームページに、

「年間千五百回に及ぶ神宮の恒例のお祭りの中でも、

最も重要なお祭りが神嘗祭です。 神嘗祭は、その年に収穫された新穀を

最初に天照大御神にささげて、御恵みに感謝するお祭りで(中略)

神宮の年間の祭典は神嘗祭を中心に行われているといっても過言ではありません。

 

神嘗祭は、神宮で最も古い由緒をもち、天皇陛下の大御心を体して、

天照大御神に新穀を奉り収穫の感謝を捧げる祭典です。」

とあるように、国民の糧となる米に纏わる祭祀は 

天皇陛下の大御心が添えられて執り行われます。

国旗を掲げて国民総じてお祝いすべき日に、国の機関に半旗を掲げ、

弔意を求めようとする姿勢こそが、わが国の根幹を危うくする思想無き政治の

哀れな実情だとお感じになられないでしょうか?

 

いかなる国においても「信仰を大切にする」常識を持ち得るところ、

明日の合同葬は「日本の無信仰」を内外に宣伝する恥ずべき所業です。

尖閣諸島海域を我が物顔で航行する共産中国から侮られるのも仕方のないこと…

 

女性宮家、女系天皇云々は、和気清麻呂公の事績をまったく知らないという証し無知無学が国の根幹を危うくしていることを省みては如何でしょうか?

 

以上 令和二年十月十六日

内閣府御中 内閣総理大臣以下全閣僚殿

宮内庁長官殿 自由民主党国会議員各位

 

政治結社 大行社 運動部長 小澤直人

 

◇     ◇     ◇

 

質 問 と 意 見

 

「神嘗祭は皇室にもつながる大切なお祭りです。神社関係者にとって特別な日。

祈りと感謝という日本人を象徴するお祭りの日とも言えます。

中曽根元首相に弔意を表すのはいいことだと思います。

 

でも、一年三六五日あるのに、どうしてこの日なのでしょうか。

葬儀の日程をずらすことはできなかったのでしょうか。

しかも、日本中に弔旗を掲げてもらうのでしょう。

心ある神社関係者は戸惑っていると思います」

 

これは、十月十七日付「ニッケイ電子版」に載った

「神社新報」元取締役・前田孝和氏の言です。

私どもは「神嘗祭」前日、内閣府を通じて内閣総理大臣をはじめ全閣僚、

自民党本部をはじめ全国道府県連、宮内庁に、

神嘗祭という重要な祭祀の日に元総理大臣の合同葬を行なうことに

疑問を呈しました。

 

そこで神社本庁、神道政治連盟、

神道政治連盟議員懇談会の所見、ご回答をお伺いします。

 

当初、政府は関連する機関に弔旗掲揚を求めたと確認しましたが、

良識的判断によって神嘗祭後の午後からの掲揚となったと知らされました。

天皇陛下をはじめ皇族方は、神嘗祭の後に執り行われる直会に

参会なされたのでしょうか?

 

貴庁、貴連盟、貴議連懇談会は、

神嘗祭当日の合同葬に違和感を覚えることはなかったのでしょうか? 

または無関心を装い無視したのですか?

神社界?の本質・根源とはいかなるものですか?

 

以上を伺いたいので御回答頂ければありがたく存じます。

 

次に、十一月八日には「立皇嗣礼」が催され、

秋篠宮殿下が皇位継承者となられますが、

その後の議論において政治的に「女性宮家」「女系天皇」

が論じられることになると予測されます。

 

これについては、弓削道鏡事件を省みれば明らかなとおりでしょう。

貴庁並びに連盟、議連懇談会は、国体の根幹を守る礎として、

女性宮家、女系天皇の実現は、わが国の歴史に混乱と動揺を招くことを

理解しているものと存じます。

議連懇談会においては非を貫かれますことを強く要望いたします。

 

                                 以上

 

令和二年十一月七日

神社本庁御中

神道政治連盟御中

神道政治連盟議員懇談会御中                     

 

政治結社大行社 運動本部長 小澤直人

 

◇     ◇     ◇  

 

 

神嘗祭の当日、宮内庁は 

天皇陛下の伊勢御遥拝の後に弔旗を掲揚したと聞いたが、

神社界こそが陛下をお守りするための広く厚い防壁ともなるべきところ、

この体たらくは国体の根幹に危機が及びつつあることを感じざるを得ない。

 

元総理家は別としても、内閣府、自民党が 

天皇陛下の祭祀を知らなかったならば国の根幹を知らないに等しく、

知っていたならば歴史と伝統を破壊しようとしたことになる。  

 

日本を愛し、大切に思うのであれば、まずは歴史に触れ、

そこに培われた文化を愛することだ。

 

そして、さまざまな文化が生成化育される過程に伝統が継承され、

精神を宿していると知ることである。

 

そのすべてが日本精神なのだ。

 

その中心こそが天皇陛下なのだと覚醒することだ。  

政治家と自負する者たちは、まず歴史から学びなおさなければなるまい。

(大行社運動本部)

 

◇     ◇     ◇

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